機材

FUJIFILM X100Vを半年使ったのでレビューしてみる

全国の写真ファンの皆さんこんにちわ。

購入してから出かける時は常にバッグに忍ばせている「FUJIFILM X100V」ですが、購入してそろそろ半年近く経ちます。

そこで今回所有感や使い勝手等、半年使ったレビューなんかをしてみようかと思います。

◆相変わらずの所有感は大満足


ではでは半年使用したX100Vがこちらです。

まあなんといいますが、正直見た目的には社外性フードを付けている以外特に変化はないのですが、所有感の良さは相変わらず大満足です。

アルマイト加工を施されたアルミニウムボディは、手に持つと少しヒンヤリと重みを感じ、撮影している時もコンデジという枠を飛び越えた様な存在感を出してくれます。

もともと高級コンデジというジャンルなんで、安い買い物ではなかった訳ですが、その分撮影者の気持ちを高揚させてくれる所有感というものは、このX100Vの他存在しないのではないかと思います。

 


こんな感じでいろいろとぶつけたり落としたりして細かな傷やカケはありますが、撮影的な支障は一切起こしていません。

その点からも、つくりの剛性は素晴らしいものかと思います。

またこういう傷なんかも、やってしまった時は気持ち凹みますが後の話良い思い出だなと思います。
「あの時あんなところ行って、あの時ぶつけたな(笑)」

みたいな感じです。

 

◆写りはプロ級で気軽に取り出せる常駐カメラ

カメラなんでやはり写りはどうなんだって話ですよね、分かります。

勿論、キチンとこのカメラで撮影したものをサンプルとして紹介しますよ。



バッグに忍ばせてる事から、何分食べ物の写真が圧倒的に多いです。

上から順に、近江牛のすき焼き→福井の海鮮丼→福井のソースカツ丼(ミックス丼)→山本園さんの抹茶ティアラミス→近場のカフェのフレンチトーストになります。

どれも美味しかったな…

っと、そんな感想は置いといて…バッグに嵩張らないカメラはそれだけで使用頻度が上がるので、こんな何気ない食事写真も、綺麗に美味しそうに残すことが出来ます。

値段は全然気軽ではなかったんですけどね…

近江牛とか挑むのに何か月心の準備をしたか…お肉の常識をぶち抜く程美味しかったですね!!

 


何分、趣味が少し増えたことや撮影機会に恵まれず、山の中ではあまり写真は残せていませんが、いくつか撮影したものを紹介です。

しっかりと木々や葉っぱ・そして生き物の質感を残せてますね。

画角が23mm(換算35mmくらい)なのであまり自由度は効かず、いくらか足を使っての撮影にはなりますが、逆にこの縛りが楽しくなることがありますし、ガチっとハマった時はものすごい高揚感を感じます。

4枚目のモリアオガエルもこの画角で撮影したので、いつ飛びついてくるかヒヤヒヤしました、わりかしマジです。

ただ換算35mmというのは、人間が生活してる中で自然と視認している画角に近いので、あまり違和感なくすぐに馴染むはずです。
(ちなみに50mmの画角は、なにか1つのモノをみて視認する画角といわれ、どちらも標準画角と言われます)

ちなみにモリアオガエルの撮影時は雨降ってましたが、今回のX100Vから防塵防滴仕様になりましたので、全く気にせず撮影に挑んでます。
(完全な防塵防滴にするにはレンズ周りをオプション品で保護する必要があります)

 


携帯性の良さからキャンプ時は、X-T4にはお留守番してもらってX100Vだけを持っていっています。

キャンプ時は結構荷物が嵩張るので、なるべく機材はコンパクトに纏めたかったわけです。

とはいうものの、X-T4にレンズを付ければそれだけで嵩張るので、X100Vはそれこそベストチョイスなサイズでした。

写りはレンズ設計が更新された為、以前の様なフンワリした写りではなく、かなりシャキッとした写りをしてくれます。

これに関しては賛否両論ではありますが、オールラウンダーに働いてくれるのは新設計のレンズかと思います。

また暗い場所での撮影が多かったですが、そこはFUJIFILMの高感度性能が活躍してくれ嫌なノイズなんかは一切写りませんでした。
(さすがにキャンプ夜景写真は三脚使いましたが)

 


オマケでこの連休に撮影したウサギのハロことハロ助です。

うん、ただただ可愛いと思うのは親バカの勝手な話です。

 

◆日常バッグに入れた時はどんな感じか


僕は日常バッグとして、DOMKE F-3Xを使用します。

実際には報道カメラマンがよく使っていたバッグなんですが、何分フィット感が良いので日常的に愛用しています。

そしていつもこの中に入れているものがこちら。

 


内容物としては、

長財布・小銭入れ・キーケース・スマホ・プルームS・モバイルバッテリー・レンズケア用品・シューホーン・エコバッグ・そしてX100Vになります。

これくらいならDOMKE F-3Xだったら余裕で入るんですが、これだけ入れてもまだまだ余裕があり、さらには高性能なカメラが入れれるというのは、DOMKEも勿論すごいですが、高性能をここまで凝縮したFUJIFILMさんも凄くないかと感心してしまいます。

余談ですが僕個人がドンドンキャッシュレス化をしている為、長財布の使用頻度はかなり少なくなりました。

 

これが時代か!!

 

◆X100Vは自分の時間を切り取るた為のベストカメラ


半年使って僕なりに答えが出たのは、X100Vは自分の時間・趣味を綺麗に切り取る為のベストカメラかと感じました。

実際X100Vはスナップ撮影をコンセプトに置かれた様に発売されましたが、僕個人としては作品撮影に臨む時よりも、いつもの日常や旅行時にカバンに忍ばせて、思い出を切り取る為に使うカメラかなと思います。

勿論、作品撮影用のサブカメラとしても申し分ないカメラではあるのですが、そういう方は多分もう一台ミラーレスや一眼レフを購入する事の方が多いでしょう。

23mm固定というのはメリットでもありデメリットでもあるので、ネイチャーフォトでは「これ以上近づけない場所・引きが足りない」みたいな使いずらくなることも多々あるでしょう。
(勿論これはいろんな意見もあり使いこなす人も沢山いますが)

それよりかは距離制限が無かったり、身近なモノを写す撮影には23mmという画角はめっぽう強いので、個人的にキャンプや旅行・料理等の別の趣味を美しく写すに向いているのではと思いました。

◆まとめ

いかがでしたでしょうか?

正直写りはピカイチですが、それを上回る程の高級感と所有感があるので、買ってみる価値は十分にあります。

なかなか使用頻度も高いカメラなので、できれば1年レビューなんかもしてみたいですね。


こちらは一世代前のX100Fです。
以前のフンワリ写真が好きな方はこちらをお勧めです。

 

ABOUT ME
Masayoshi.Hayashida
キャンプを中心に旅行を楽しむ30代。ソロキャンプ中心のスタイルで、近畿周辺を中心に豊かな自然と美味しい料理を目指して放浪してます。