皆さんこんにちわ、前回の記事でXF16-80mm F4.0の良さを僕なりの意見で記事にさせてもらいました。

それから数日、とある質問がポツポツと頂ける訳です。
標準ズームを選ぶ基準とは何ぞ…?
ありがとうございます、どうやら前の記事で僕の熱量が伝わらなかったということなので、ここでもう一回、XF16-80mmを…org
何と言いますか…皆さんあれですね、各レンズの特徴と選ぶ基準をもっと明確に少し知りたい訳ですね。
僕自身、所有してるのはXF18-55mmとXF16-80mmだけですが、友人からXF18-135mmとXF16-55mmを使わせてもらったこともあるので、それ基準でお話ししようかなと思います。
◆XF16-55mm F2.8の場合

XF16-55mm F2.8R LM WRは、FUJIが誇るレッドバッジズームの標準大三元に該当するもので、「とにかく画質第一」な人に向いているかなと思います。
レンズ自体もまぁまぁでデカいし重いし、焦点距離が特別長い訳でもなければ寄れるレンズでもありません、OISも付いてませんしね。
ただこのデメリット、逆手にとれば全て画質の為に犠牲になったと言っても過言ではなく、FUJIの高性能単焦点レンズを何本も賄ってくれる、それくらい画質に対して力を入れたレンズになります。
また悪天候下にも強いレンズの為、厳しい環境で使用するカメラマンの強い味方となります。
焦点距離も24-84mmと、特に狭いわけでもなく一般的な焦点距離なので、まず通常の使い方で困ることはないでしょう。
こんな人にお勧め
◆とにかく画質を優先する人
◆X-H1やX-T4の様なボディ内手ブレ搭載カメラを使用してる人
◆三脚前提で使用する人
◆XF50-140mmの様な55mm以降をカバーできるレンズを持ってる人
◆標準域をメインレンズとしてる人
デメリット部分を何かしらでカバーできる人・16-55mmという画角が自分のメイン焦点だって人は、迷わずこいつをIYHHHした方が良いでしょう、間違いなく幸せへの近道になります。
◆XF16-80mm F4.0の場合
XF16-80mm F4.0 R OIS WRというレンズは2019年11月に発売された、FUJIのレンズ群でも新しい方の部類に入るレンズです。
特徴としては、その他標準ズーム群の良いとこ取りした様な、良い意味で言えば最も使い勝手が良いレンズになります。(悪く言えば中途半モゴモゴ…)
画質も良いし焦点距離もそこそこ長い・簡易マクロ感覚で使える撮影倍率と、これ一本あれば大概のものは撮れるというレンズになります。
また手ぶれ補正効果6.0段分・防塵防滴搭載と頼りになる大きな魅力もあります。
画質の面では、四隅が少し甘いと言われますが、1段絞れば劇的な改善するのでよっぽど気にする人でない限り、少し絞れば問題ないです。
こんな人におすすめ
◆一本で様々な表現をしたい人
◆旅・登山等荷物をなるべく減らさなければいけない人
◆手持ち撮影を優先する人
◆悪環境での撮影を要する人
XF16-55mm F2.8の様な驚く様な画質はないものの、十分な高画質とその他を全て賄ってるのがこのレンズです。
一種のオールラウンダーレンズなので、もし標準ズームレンズどれにするか決められない…って方はここあたりを狙うのが得策かなと思ってます。
もちろん最高の画質も大切ですが、使い勝手は大切ですし、画質も結構良いので写真展用の作品に対しても、なんら問題ないかと思ってます。
なにより…
画質が良くても撮れなければ意味がない!!
です。
◆XF18-135mm F3.5-5.6の場合

便利ズームに該当する、XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR。
27mmから215mmくらいまでを全て賄うことができるのが特徴で、防塵防滴も搭載されてるので、悪天候でもヘッチャラです。
便利ズームということもあり、画質に関しては前の2つにやや見劣りしますが、そこはまぁ…ね、便利ズームですから。
画質第一のXF16-55mm F2.8・バランスのXF16-80mm F4.0というならば、このレンズは利便性第一のレンズです。
撮り逃しが少なくて済むのは恐らくこのレンズでしょう。
こんな人におすすめ
◆レンズを一本だけに絞りたい人
◆運動会等、子供の記録をしっかり残したい人
◆カメラを始めて間もない人
とにかくこのレンズは思い出を撮り逃したくない人にお勧めです。
日常の思い出撮影に・イベントでレンズ交換ができない時に最適かと思います。
◆XF18-55mm F2.8-4.0の場合
X-T4が出てくるまでは中級機以上のキットレンズであったこのレンズ。
発売は2012年と結構前のレンズですが、このレンズの良さは「キットレンズとは思えない様な画質」「μ4/3を食ってしまうのではと思わせる携帯性」にあります。
とにかく携帯性に優れており、コンパクト性を重視される人なら、まず間違いなく手に入れるべきでしょう。
それでいて画質も結構良いですし、レンズ自体も強化プラや金属を使用しており、剛性もあります。
唯一防塵防滴非搭載・寄れないというのがネックですが、僕はXF16-80mmを手に入れるまで、標準域はずっとこのレンズに任せていたので、魅力は保証します。
今後は防湿庫で…と言いたいとこですが、少し修理に出したらまだまだ頑張ってもらいます。
こんな人におすすめ
◆携帯性を重視したい人
◆なるべく安価に標準域を賄いたい人
(画質とのコスパは良いです)
◆X-T二桁・X-E・X-Aの様な小型軽量の機材を使用する方
この様な方にお勧めできるかなと思います。
せっかくの小型軽量レンズなので、ボディも軽量なモノに取り付けて身軽な撮影スタイルがベストなのではと思います。
◆まとめ
いかがでしょうか??
標準域は結構ダブりやすいレンズなので、選択の見極めの材料として、今回の記事は役立てていただけると有り難いです。