
写真撮るのは好きだけど現像嫌い・苦手・やったことないって人はどのくらいいますかね?
実は結構多いみたいで、僕もその現像に使う手間を省きたいが故に今のカメラを使っています。
しかし、自分の理想に近づける為、現像は避けては通れないもの。
そんな茨の道を少しでも通りやすくする為に、僕個人の現像の一例をお話しようかなと思います。
1つの参考までに読んでみてくださいね。
♦RAW現像って難しそう

まずRAWやらJpegやら何ぞやねん!!って方々もいるかと思います。
スパッとわかりやすく言いますと、
RAWとは具材(撮影時の情報データ)・Jpegとは完成した料理(情報データを構成してできた写真データ)みたいなんと思ってください。
RAWで撮影した場合は、後程自分でカメラ内であり現像ソフトであり、自らが現像を行い情報データを画像データに変換する必要があります。
逆にJpeg撮影の場合は、カメラが自動的に内部現像を行い写真データとして保存してくれます、この場合RAwデータは残りません。
撮影設定でJpegとRAW撮影の設定がありますが、RAWデータは情報量が多く、後々現像や補正を行う時に非常に幅が効きかせることができます。
対してJpegも現像はできますが、撮影した段階ですでに画像データとなり、使用してない情報データは切り落としてます。
なのでその後の編集はあまり大きく掛けることができない訳です。

そんなわけで後々のことを考えて、RAWに設定するのが得策です。
カメラ内でもRAW現像が出来ますので、撮った後の修正も容易にできます。
♦実は僕はRAW・Jpeg現像両刀派

先程あんなこと言っちゃってますが、実は僕…どちらからも現像処理しちゃいます(笑)(撮影はRAW撮影してますよ)
カメラに詳しい人や偉い人にこんなこと言ったら、すげえ叩かれそうでが。
やれJpegは情報量少ないやら
やれRAW現像の方が追い込めるやら
うん正しい、超正しい!!
でもとりあえず聞いてほしい、あくまで僕流なんで!!
まず僕はFUJIFILMのカメラ使用しており、RAWで撮影はしてるのですが、大半をまずカメラ内現像してしまいます。
理由としては大好きなFUJIの色付けや階調、アレってLightroomなんかを使ってやろうと思うと非常に困難なものなんです。(写真家さんも言ってたくらいなんでよっぽどなんでしょうね)
ここはやはり今まで色に拘ったメーカーの技術と特権なんでしょう。
素人が、おいそれと叩き出せるものではありません。
なので僕は多くの場合は、
RAW撮影→カメラ内現像→PCにて最終追い込み
この様な方法をとってます。
もちろんJpegはRAWに比べて情報量が少ない為、大きな変化は掛けられませんが、カメラ内現像時に大半を完成させてしまってるので、その後ちょっとした微調整なら、何の問題ありません。

対してカメラ内現像で表現できないもの、例えばホタル写真の様に比較明合成やスポット修正多用する写真なんかは、1からLightroom・PhotoShopで現像します
こんな感じで、僕個人としてはPC RAW現像とカメラ内現像を上手く使い分けるのが良いのではないかと思ってます。
ではでは、ここからが本題で実際の現像解説を行なっていきます。(解説にはLightroom CCを使ってます)
♦作例解説1
今回使用する元画像はこちらになります。
夕方付近で撮影したので、だいぶ全体が夕方色になってますね。
これはこれで様でしょうが、今回はメジロと梅を活かした可愛い写真を構成したいと思います。
まず黄色味がかった色合いを調整する為、色温度をマイナス補正します。
これにより夕方特融の黄色味がかった色味は解消できましたが、その分緑被りを起こしています。
色被りをプラス側に振り、理想のピンク系の色に合わせ混みます。
今回のテーマにあった理想的な色合いになってきました。
この段階で大部分の調整が完了です。
ここからは微調整に入ります。
可愛くふんわり仕上げる為、露光量を微調整します。
あまりあげすぎるとメジロ自体が明るく仕上がりすぎる為、微量ずつ調整していきましょう。
明るくすると全体の色が若干薄くなる為、自然な彩度で色の調整を行います、やりすぎると色飽和を起こすので、ここも微調整していきます。
好みの色合いができれば完成です。
始めにFUJIの色を出してるので、色味や諧調を活かしつつ、手っ取り早く微調整が掛ける事ができます。
テーマや色味なんかは、その人の好みになりますので、あくまで参考の1つとして捉えてください。
ちなみに比較写真はこちら。


作例解説2
2つ目の作例はこちら。
お日様もテッペン付近でカンカン照りだったので葉が全体的に白くみえますね。
今回はもっとシットリ・アート的な風景にしたいと思います。
まず水辺&望遠レンズで発生するカスミを除去します。
水面のリフレクションを見てもらうとなんとなく分かりますが、全体的に少し締まったようにみえます。
全体的に明るい露光を調整します。
ここではガッツリ1段アンダーに振りました。
ここでコントラストを少し強めに出す為に弄ります。
これでだいぶん締まりのある写真になりました。
最後に締まり過ぎたシャドウ部を少し持ち上げることで、締まり過ぎな部分を緩和させます。
これで完成になりますが、風景なんかは野鳥・動物以上にガチガチに現像してる写真も世の中には沢山あります。
どちらが良いかというと難しく、アートとして捉えるか・実際の自然の美しさを表現するかで変わります。
自然の美しさを表現する場合は、それこそ見た光景を忠実に再現する現像でとどめなければいけません。
今回のはどちらかというものアート系に現像しました。
ちなみに現像前と後の比較はこちら


♦まとめ
いかがでしょうか?
あくまで僕のやり方に過ぎませんが、1つのヒントにはなってるのではないかと思います。