撮影録

メジロ撮影を解説してみる

みなさんこんにちわ、ただ今梅真っ盛りの時期で、来月になれば早いとこでは桜が咲き始める頃ですね。

かくいう僕も、十分梅花見を楽しませてもらってます、梅の花ってすごく良い香りしますよね。
今回は、梅といえば「ウメジロー」桜といえば「サクジロー」ことメジロの撮影について解説したいと思います。

一年で一番注目されるメジロを皆さんも撮影してみてはどうでしょう。

ちなみに余談ですが、今年僕はメジロ運がないのかボウズ連発…その度に僕自身メジロ(目白)になりました。(先週ようやく撮影できましたとさ)

 

メジロを狙うならいつ頃??


この時期になるとよく見かけるメジロ、あまり鳥に詳しくない人は渡り鳥かなんかと勘違いされがちですが、実は年中いる留鳥で低地から低山・緑地のある公園など幅広い場所で暮らしてます。

実際年中いる野鳥なので、どの季節でも撮影はできますが、狙いどころはやはり梅や桜が咲いてるこの時期です。
撮影しやすいこともありますが、やはり見栄えも良いですしね。

花の蜜が大好きでよく「蜜吸」を行う野鳥です。

梅の木や桜の木・山茶花の蜜も好きなのでその辺りで待ち伏せするのが得策でしょう。
この時期は集団行動をしてるので、小さい割りに比較的見つけやすい筈です。

 

♦見つけるコツ


先程話しましたが、この時期のメジロは団体行動をしますので、無闇に探し回るよりかは茂みや山が近い梅の木や桜の木・山茶花の近くで待ってみるのが得策です。

メジロは「ピーッピーッ」「キュルキュルキュル」と可愛い鳴き声で鳴くので、近くに来たらすぐ分かります。
目で追う前にまずは耳で居場所を特定しましょう。

ちなみに車がよく通ったり人が騒がしくしてるとこは避けられるので、基本は大人しくしてましょう。
逆に大人しく待ってたら、彼方から近くの木に止まってくれることもありますし、蜜を吸い始めたら警戒心が薄れて近づきやすくなるので、無闇に行動せずこのタイミングを待ちましょう。

距離感さえ掴めれば撮影も難しくない野鳥です。

 

 

さてさて、見つけ方は理解できたでしょうか??

ここからは本題の撮影設定に入ります。
しかし設定は時と場合によって異なるので、あくまで大まかな設定と思ってください。

 

♦撮影設定

留り


・モード→M(マニュアル)

・F値→解放付近

・SS→手ぶれしないSS〜(個人的目安は1/250〜)

・ISO→Auto

・AF→AF-C

基本設定はISO=AutoとMモードになります。
F値とSSを好きなように弄り、露出をAutoに任せるスンポーです。

野鳥の留りは、飛翔とは違い手ブレや被写体ブレしない程度の設定し、画質優先で考えましょう。

カメラやレンズにもよりますが、互いのブレを考慮してSSは1/250くらいからの方が無難でしょう。
最近のカメラやレンズは手ぶれ補正強力ですが、相手は生き物です。
被写体ブレ起こしやすいので、そこを考慮してください。

絞りですが、背景をどのくらいボカしたいか・被写体をどこまでクッキリさせたいかで決めます。

個人的には被写体であるメジロを強調したいので、絞るよりかは解放気味の方が好きです。

 

 

動体・飛翔

・モード→M(マニュアル)

・F値→解放〜

・SS:1/2500〜1/4000

・ISO:Auto

・AF→AF-C

留りに対してこちらは被写体ブレが激しいのでSSを目一杯上げます。

ISOは上がってしまいますが、被写体ブレの方が大問題なので、あまり気にし過ぎず上げた方が良いかと思います。

野鳥は小さければ小さい程動きが俊敏な為、個人的に1/2500〜1/4000くらいを目安にしています。
これでも羽はしっかり止まらない時があるので、そこを考慮したい時は1/5000くらいにしてみるのも有りです。

そこは撮影環境や画質との相談になりますね、やるなら日光が十分当たってる場所に限ります。

 

♦焦点距離は300mmもあれば十分!!

Anestiev / Pixabay

多くの野鳥は600mmは欲しいのが現実ですが、近づくコツさえ身につけば蜜に夢中なメジロにはそこそこ接近できます。

また小鳥撮影の場合、いくらかトリミングも考慮して撮影するので、換算300mmくらいあれば十分作品のできる撮影ができます。

勿論トリミングは少ないに越したことありませんがハクチョウなどの大型野鳥と違い、段違いに小さな相手ですので画質・プリントに支障がないくらいのトリミングは考慮しておきましょう。

 

♦特殊機能はドンドン使うべし


ひと昔前は連写数が多ければ多い程、野鳥撮影は優勢と考えられてた時代があります。

勿論不正解ではないのですが時代はもはや動画時代、多くのメーカーは動画のノウハウを利用した特殊な撮影法が搭載されてます。

OLYMPUSのプロキャプチャー、Panasonicの4K・6Kフォト・FUJIFILMのプリ連写など、撮影データを遡れる機能があるので、瞬間的な写真を後でチョイスすることができます。

これにより人間では、なかなか反応できない瞬間も撮ることができます。
人によっては邪道と言われるかもしれませんが、技術の発展を使いこなすのもまたカメラマンの力です、新たな機能はバンバン使いこなしましょう。

え?僕は使ってるかって??

僕はそんな機能搭載されてないX-T2なので使うに使えません、誰かX-T3買ってください。

 

♦まとめ

普段野鳥を撮影してない人も、絶好のチャンスの季節です。

皆さんもウメジロー・サクジローに取り組んでみてはいかがでしょう?

 

ABOUT ME
Masayoshi.Hayashida
キャンプを中心に旅行を楽しむ30代。ソロキャンプ中心のスタイルで、近畿周辺を中心に豊かな自然と美味しい料理を目指して放浪してます。