撮影録

ルリビタキ撮影を解説してみる


ルリビタキ…それは琉璃三鳥の一角でもある可愛い野鳥ですが、この野鳥…会うには少しコツみたいなのがあります。

今回はルリビタキ撮影に必要な知識やポイントを、僕なりに解説していこうかと思います。

え?もう冬終わるって??

 

まだ大丈夫だから!!

 

♦狙う季節はズバリ冬!!

langll / Pixabay

ルリビタキは留鳥と冬の渡り鳥、2通りのタイプがいますが、なんと言っても狙い目は冬です。

留鳥なんかは暖かい季節、標高の高い亜高山などでヒッソリ暮らしてる為、なかなか会うことはできませんが、冬となると留鳥も平地に移動し、渡り鳥もやってきます。
そのようなことから、撮影を試みる際は冬場を狙うのがベストと考えます。

 

どんなものを食べるのか


ルリビタキはクモやムカデのような節足動物や木の実などを好んで食べます。

クモとかムカデとか…可愛い見た目からは想像がつきません(´;Д;`)

まるでドラえもんのしずかちゃんが「ジャイアンシチュー」食べる時バリの酷さです。

なのでもうこの際、木の実を食べる姿だけ想像しましょう、ほら可愛い。

 

♦テリトリーを探すポイント


ルリビタキは山や森林がある薄暗い茂みを好んで生活します。

これだけ見ると「じゃあ山の中入っていかなきゃいかんのかい!!」
っと思われがちですね。

 

 

まぁ半分あたりで半分正解です。

 

 

実は自然が豊かな公園や施設なんかでも普通に見かけることができます。

その際もやはり薄暗い場所なんかが狙い目です、と言いますかあまり明るいとこには好んで出てきません。
実はこんなに青くて目立つ色も薄暗い茂みの中では、すんごく見つけにくい保護色になります、不思議ですね。

なのでルリビタキを探す際は、

 


こんな場所でなく、

 


こんな場所が良いかと思います。

結局、小さな小鳥は何かあった時にすぐ逃げ込めるような場所を好む訳です。

 

♦大体の場所は鳴き声で探す


先ほど言いましたが、薄暗い茂みではなかなか見つけれません。
野鳥も動物も基本は視覚だけでなく、聴覚が必要になります。

ルリビタキは、「ヒッヒッ」っとジョウビタキと同じような高い鳴き声と、ルリビタキ独特の「ゲッゲッ」と低い地鳴きをします。
(ちなみにジョウビタキの地鳴きは「カッカッ」って地鳴きです。)

なので探し方としては薄暗い茂みを中心に高い鳴き声の方向に向かう→その後、地鳴きで聞き分ける、これが一番得策かと思います。

ある程度近くまで来たら目を凝らす&動きを見極めて場所を確認になります。
見失ってもルリビタキのメインテリトリーはそこまで広くないので、隠れて待ってみればまた鳴き声が近づいてきます。

 

♦見た目に注意

野鳥はオスとメスで色が違うことが多々ありますが、ルリビタキもその中の一羽です。

 


こちらがオス、とても綺麗な青ですね。

 


こちらがメスです、尾の部分だけ青く見た目もなんか可愛いですね。

 


こちらは若鳥のオスです。
オスも初めから青いわけではなく、歳を重ねるごとに青くなっていく為、初めの頃はメスと見分けがつきません。

オスが綺麗な青になるのは大体4年かかります。
ちなみにルリビタキの寿命は4〜5年…綺麗になったらもう寿命間近とか…ウソやろ…

 

♦ルリビタキの警戒心は?

ルリビタキ自体、警戒心はそんなに強くないのではと僕は思います。
っといいますのが、ガチ山の中の個体も公園の個体もある程度近くても撮影できた試しが多いからです。

しかしあまり近づきすぎたり追い回したりすると、警戒されてしまいますのでやめましょう。
また、ルリビタキが平地にやってきて間もない頃は、テリトリーの安全確認に勤しんでる為、結構警戒心が強いです。

あまりにも頻繁に警戒してる場合は、少し日を改めた方が得策でしょう、最悪居なくなってしまいますので。

 

♦とにかく通う・情報を集める

StockSnap / Pixabay

どのジャンルも言えることですが、自然を相手にする写真の場合、通い詰めることが大切です。

 

♦どんなレンズ・カメラが必要か

MabelAmber / Pixabay

さてはて肝心の機材ですが、ルリビタキは薄暗い場所を好む為、高感度に強い・手ぶれ補正が強力・F値が明るいレンズが良いかなと思います。

そしてレンズも35mm換算で600mm以上は欲しいところ。
実際400mmでも撮れる時はありますが、できれば600mmは欲しいです。

僕が使ってる組み合わせは

 

FUJIFILM X-T2 + XF100-400mm F4.5-5.6


この組み合わせになります。(換算600mm)

レンズは明るくありませんが、高感度に結構強いので。

FUJIも明るい超望遠出してくれないですかね。

 

 

FUJIさーーーーーーん、待ってますよーーーーーーーーーー!!

 

 

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OLYMPUS E-M1 markⅡ + M.ZUIKO 300mm F4.0 PRO

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ちょい値段的に張りますが、軽量・手ぶれ補正・明るめの単焦点が揃ってるので個人的にはオススメです。

高感度にあまり強くはありませんが、そもそも飛翔を狙えるほど光がある場所にいないので止まりを狙うなら十分です。

 

Panasonic LUMIX G9 + Panasonic LEICA 200mm F2.8

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地味に欲しい組み合わせです。

結局、軽さは正義ですし、6KPhotoなんかの便利な機能があるのでホント使いやすいかと思います。

ボディなんか今めっちゃ安いですしね。

これはあくまで個人的な機材のお話なので、焦点距離さえなんとかなればF値が暗くても大丈夫です。
明るめの場所にも来ることもポツポツありますので。

 

♦まとめ

いかがでしょう?
ルリビタキもまだまだ撮影でいますので一度チャレンジしてみてはいかがでしょう?

 

ABOUT ME
Masayoshi.Hayashida
キャンプを中心に旅行を楽しむ30代。ソロキャンプ中心のスタイルで、近畿周辺を中心に豊かな自然と美味しい料理を目指して放浪してます。