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単焦点顔負けのレンズ。XF50-140mm F2.8 R LM OIS WRの使用レビュー

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僕がうさぎ撮影の際、絶対手放せないレンズがあります。

それがこのXF50-140mm F2.8 R LM OIS WRです。

FUJIのレッドバッジズームレンズに堂々君臨するこのレンズは解像感は勿論、他社では真似できない繊細な絵作りをするこのレンズは、ホント魅力満載な訳です。
そんな訳でその魅力とやらをご紹介いたします。

 

♦そもそもレッドバッジって何よ

FUJIFILMには入門向けのXCレンズ・高性能なXFレンズという分類がありますが、特別高性能なズームレンズにはレッドバッジの称号が与えられています。

 

これが通常のXFレンズ。
通常のXFレンズもとても性能が良いですし、単焦点なんかはレッドバッジズームではなくレッドバッジという称号であったら確実に称号がもらえるレンズがある程高性能です。
(ちなみに単焦点はバッジ付いてません)

 

これがレッドバッジ。

現在はXF16-55mm F2.8・XF50-140mm F2.8・XF100-400mm F4.5-5.6の三本がレッドバッチの称号を得ています。(近日発表されるであろうXF8-16mm F2.8もおそらくレッドバッジかと思います)

こう見ると大三元と超望遠がレッドバッジになってますね。
やはりこのラインはプロが常に持ち出すラインでもあるというのがわかります。

どのレンズもずば抜けた性能を誇っており、ボケ量に拘らなければサッサとこちらを買う方がいろいろ近道ではないかと思わされるくらい写りが良いです。

このようにFUJIのレンズにもちょっとした住み分けがあるわけです。
感覚でいえば、

レッドバッジ=Lレンズ(Canon)=Nクリ(Nikon) =GM(SONY)のような位置にいるのがレッドバッジです。

ちなみにX-T2に装着するとこんな感じ。


うむっ、なんともバランスが良いです。
しかもさり気なく見える赤色が何ともオシャレですね。

 

♦単焦点顔負けの解像感とボケ味

さてはてここからは本題に戻りますが、まるで50-140mm(76-213mm)までの単焦点を一本に纏めたかのような解像感を誇るこのレンズ、どの領域でも開放からキレッキレの解像感を生み出してくれます。

ピント面はもうキレッキレなんですが、線がとても細く解像するので、毛並みの柔らかさも十分に表現できています。

解像感だけを求めたレンズは、繊細なタッチが表現できなくてまるで針金のように尖ったような解像をします、それを線が太いと言います。

この細い解像感を生み出すのがFUJIFILMのレンズの魅力の一つで、ポートレートや動物写真には絶大の効果を発揮してくれます。
さらには絞ればもうバキバキに解像しますので風景なんかにも素晴らしい力を発揮してくれるはずです。

 


もう一つの魅力がボケ味。
ボケがなだらかで自然なボケ味、このボケ味のお陰で不自然な写真にならずにとても自然な写真に仕上がります。

 

♦ヌケが良く色が良く表現できる

とにかくヌケが良いので色もキッチリ出てくれます。

ヌケが悪いレンズはどうしても解像不足や色が薄い・フレアーなどの原因にもなりますが、ズームレンズなのにとにかくヌケが良くしっかりとした表現をしてくれます。

 


たまーに撮る風景写真です。
ちょいとクロスフィルターで遊んでますが色乗りもしっかり出てくれるので撮影後の写真を確認した時にウットリします( ̄∇ ̄)

 

♦トリプルリニアモーターによる爆速AF

FUJIFILMはAFが弱点とも言われてましたが、このレンズのおかげで汚名返上してます。

XF50-140mm F2.8は正確性と速度性が魅力のリニアモーターを3つも積んでるので、動体撮影時にAF遅れや誤動作によるピンボケが防げる訳ですよ。

今のFUJIFILMにはリニアモーターを積んでるレンズは増えてきてますが、XF90mm F2.0と並んで群を抜いて爆速です、
これは僕らにとってはホント助かるわけなんです。

 

♦プロの使用に十分答えた総合力

はじめに言ったようにレッドバッチシリーズは主にプロの仕事をターゲットにしたレンズでもあるので、総合的な作りの良さが際立ちます。

過酷な環境下に耐えれるように、外装部は金属で出来ており防塵防滴・対低温-10℃仕様になってます。
これによりどんな撮影環境でも対応できるわけです。(あ、水中は無理です)

さらには5段分の手ぶれ補正・高速AFにスムーズなリング操作系などこれまでのFUJIの技術を集結させた仕様になってます。

 


実はリオオリンピックでも日本の有名なプロカメラマンがX-T2とこのレンズで写真を撮ってました。
てっきりネイチャーカメラマンばかりに人気かと思ってましたが、スポーツカメラマンがオリンピックで使用されてるとなると少し嬉しいですね。

もちろんまだまだCanonやNIKONには敵いませんし、今はその二者を押しのけてSONYが頭を出してますが、そんな中でFUJIも健闘しているということが証明されてる証です。

 

♦1kgを切る重量

軽さはいつだって正義ですよ皆さん。
CanonやNIKONの大三元望遠は1.5kg近くある中で、FUJIFILMは1kg切る重量です。
勿論、フルサイズ対応とAPS-C用の違いというのもありますが、ここもまたAPS-C設計のメリットのひとつですね。

・EF70-200mm F2.8 II : 1490g
・NIKKOR 70-200mm F2.8 : 1430g
・XF50-140mm F2.8 : 995g

 

軽さはとにかく取り回しに影響してきます。

人間には体力という限界があるので重い荷物はパフォーマンスをドンドン下げていく要因になります。
FUJIFILMは高感度にも強いカメラだけあってAPS-Cでもフルサイズにも負けない写りを誇ります。
そこで軽量化も測れる訳ですからメリットしかありませんよね。
重さだけでなくサイズも小型化されるので、とにかくハンドリングしやすいレンズです。

前の方で書きましたが、解像度は折り紙つきなんで、下手に単焦点を沢山持ち歩くなら凡用性のきくこのレンズを持って行く方が結果的に荷物を軽くできたり、レンズ交換の手間を省けたりします。

 

♦あえて不満もこぼしてみる

まぁなんていうの…フードがめちゃくちゃ硬いんですわFUJIFILMさん(´;Д;`)
もう寸法間違えてんじゃねえのってくらい硬くてフードが削れて樹脂カス出てんじゃねえのってくらいの勢いです。あとPLフィルター用のフードの小窓…あれ後継機種は改善するべきです。

イチイチ外れるとか使いにくいったらありゃしない。

FUJIFILMさんは2016年以降に発売されたレンズのフードは、かなり良さげな感じですが、それ以前に発売されてるレンズは何かしらフードに不満があるレンズが多いです。

なんとかならないですかね、FUJIFILMさんw

あ、ちなみに意外にも不評なXF35mm F1.4Rのメタルフードは個人的には大好きです。
かっこいいですし、装着時のトルク感がちょうど良いです。

 

♦まとめ

大三元だけあって素晴らしいところしかないレンズですね。

買わない理由が見つからないレベルです。

是非是非FUJIユーザーの方は検討してみてはいかがでしょう( ̄∇ ̄)
また、マウント替えを考えてる方も少し本気で検討してみる価値が十分あると思いますよ(^^)

実際僕も昔はCanonユーザーでしたからw

 

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名前  :Masayoshi Hayashida
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ジャンル:動物・野鳥
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